もりだくさん なんだ?

誰か来た。

変な格好してる。

見たこと無い格好だ。

なんだ?誰だ?ワン!ワン!ワン!

 

あれ?じぃじもいつもと違う。黒いぞ。

え?ばぁばも?黒い?

なんだよ、みんななんだよ。ワン!ワン!ワン!

 

そういえば、しろさんは朝から黒かったような・・・。

 

僕は薫さんと二人になった。

薫さんは優しいし、おやつだって氷のお水だってある。

よし、薫さんにひっついておくことにする。

 

でも、あっちのお部屋が気になる。

扉は閉められちゃった。

 

なんだ?お歌?を唄っているのか?変なお歌?だ。

チーン。 チーン。 チーン。

なんだ?

変なお歌?だ。

 

 

ようやく扉も開いて、みんながやってきた。

「ろび、吠えなくていい子だったね」だって。

 

僕は薫さんとお散歩に行ったり、一緒に御飯を食べたり、ひっついて丸まっていたんだから。

それに、僕はいつだっていい子なんだ。

 

空気を読めるんだから。

 

おじいちゃんの何とかって聞こえた。

じぃじは確か僕のおじいちゃんだけど。

じぃじと、おじいちゃんは別の人みたい。

 

”おじいちゃんのお歌と、おじいちゃんのチーン”だったんだろう。

 

あの変な格好のやつがおじいちゃん?

よくわからない。

 

チーン。おじいちゃん。