くさくさした僕

からしろさんと薫さんは、僕をおいて!!出かけて行った。

「ちょっとおでかけして来るね」って薫さんは言った。

でも!しろさんは違う。「いい子におねんねしててね」って言った。

こういう時、ちょっとお出かけでは無い。

僕にとっては、長い長いお留守番だ。

まったく!!

 

帰って来た!やった!おねんねなんてしない。

しっぽをブンブン振ってお出迎えだ!

待ってたんだから。

そりゃあ僕だって一人になりたい時はある。

でも、今日は違ったんだから。

 

しろさんは、【試験】のための問題集?を買ってきた?らしく薫さんから

「しろさんは一度に集中してやりすぎてくたびれちゃう。だから毎日コツコツする習慣をつけなくちゃ」と言われて、白目になってた。

 

僕も思う。

しろさんはいつだって頑張りすぎる。

だから、突然ずっと眠ったりする。

ロングスリーパーなんだ、とか言ってる。

 

突然ずっと眠りだすと僕はしろさんをちゃんと見守るんだ。

僕が一番近くでしろさんを守っている。

誰よりも守っているんだ。

 

今日は、くさくさした。だから、いつもより無駄吠え?した。

いつもより、ワンワン言ってみたんだ。

 

そしたら、しろさん珍しく夕方二回も!お散歩に連れてってくれた。

大満足だ。

 

しろさんなりに、僕に気を遣ってるんだろう。

当たり前だ。

僕なんていつも、いつだって、しろさんを見守っているんだからね。

 

明日はどんな一日かなぁ。