もりだくさん なんだ?

誰か来た。

変な格好してる。

見たこと無い格好だ。

なんだ?誰だ?ワン!ワン!ワン!

 

あれ?じぃじもいつもと違う。黒いぞ。

え?ばぁばも?黒い?

なんだよ、みんななんだよ。ワン!ワン!ワン!

 

そういえば、しろさんは朝から黒かったような・・・。

 

僕は薫さんと二人になった。

薫さんは優しいし、おやつだって氷のお水だってある。

よし、薫さんにひっついておくことにする。

 

でも、あっちのお部屋が気になる。

扉は閉められちゃった。

 

なんだ?お歌?を唄っているのか?変なお歌?だ。

チーン。 チーン。 チーン。

なんだ?

変なお歌?だ。

 

 

ようやく扉も開いて、みんながやってきた。

「ろび、吠えなくていい子だったね」だって。

 

僕は薫さんとお散歩に行ったり、一緒に御飯を食べたり、ひっついて丸まっていたんだから。

それに、僕はいつだっていい子なんだ。

 

空気を読めるんだから。

 

おじいちゃんの何とかって聞こえた。

じぃじは確か僕のおじいちゃんだけど。

じぃじと、おじいちゃんは別の人みたい。

 

”おじいちゃんのお歌と、おじいちゃんのチーン”だったんだろう。

 

あの変な格好のやつがおじいちゃん?

よくわからない。

 

チーン。おじいちゃん。

 

 

もりだくさん!

今日、僕らは朝の7:00にお家を出発した。

そのために、薫さんはしろさんを朝6:00に起こしたんだ。

「そんなの嘘だ!まだ6:00な訳がない!」

と起こされたしろさんは薫さんに悪態を付きながら渋々、起きていたようだった。

それを横目に僕は7:00まで寝ていたんだ。

 

僕、しろさん、薫さん、じぃじ、ばぁば。

五人で僕の大好きな車に乗ってお出掛けした。

窓の外を眺めるのが最高なんだ。

抱っこされて、窓の外を眺める。

ばぁばは氷のお水をくれるし、じぃじはササミのおやつもくれる。

最高だ。

 

たまに来る広いお家に着いた。

畳のお部屋がたくさんある。

僕は走る。あっちからこっち。こっちからあっち。

みんな何かしているから、じぃじに付いていったり、ばぁばに付いていったり。

薫さんに付いていったり、しろさんに付いていったり。

そしてまた、走る。あっちのお部屋、こっちのお部屋。

 

面白い。息が切れる。

 

氷のお水を貰おう。

くさくさした僕

からしろさんと薫さんは、僕をおいて!!出かけて行った。

「ちょっとおでかけして来るね」って薫さんは言った。

でも!しろさんは違う。「いい子におねんねしててね」って言った。

こういう時、ちょっとお出かけでは無い。

僕にとっては、長い長いお留守番だ。

まったく!!

 

帰って来た!やった!おねんねなんてしない。

しっぽをブンブン振ってお出迎えだ!

待ってたんだから。

そりゃあ僕だって一人になりたい時はある。

でも、今日は違ったんだから。

 

しろさんは、【試験】のための問題集?を買ってきた?らしく薫さんから

「しろさんは一度に集中してやりすぎてくたびれちゃう。だから毎日コツコツする習慣をつけなくちゃ」と言われて、白目になってた。

 

僕も思う。

しろさんはいつだって頑張りすぎる。

だから、突然ずっと眠ったりする。

ロングスリーパーなんだ、とか言ってる。

 

突然ずっと眠りだすと僕はしろさんをちゃんと見守るんだ。

僕が一番近くでしろさんを守っている。

誰よりも守っているんだ。

 

今日は、くさくさした。だから、いつもより無駄吠え?した。

いつもより、ワンワン言ってみたんだ。

 

そしたら、しろさん珍しく夕方二回も!お散歩に連れてってくれた。

大満足だ。

 

しろさんなりに、僕に気を遣ってるんだろう。

当たり前だ。

僕なんていつも、いつだって、しろさんを見守っているんだからね。

 

明日はどんな一日かなぁ。

 

あわあわあわしろさん

今日のしろさんは朝からお出かけした。

僕は「行かないで」と玄関まで追っかけたけど、行ってしまった。

僕は薫さんとお留守番することに決めて、薫さんにひっついて丸まって眠って。

 

匂いがした。しろさんが帰ってくる匂い。

僕にはわかる。しろさんがもうすぐ帰ってくる。

 

「疲れたー、暑かったー、傘が邪魔だったー」としろさんが帰って来た!

やっぱり!僕はしろさんが大好きだ!

クンクンお出迎えする。

 

それからしろさんは、紙とペンを持ち真剣な顔をして、また僕を放ったらかしにしている。

ペンの色が変わった。赤かな。

○○☓○☓・・・?

 

「マズイ、やばい!全然解けなくなっている!油断していた!やばい、もう一度本気で勉強しなくちゃ・・・」

しろさんが、いったりきたり。あわあわしている。

「大丈夫だよ」

って薫さんの声掛けにもうわの空であわあわしている。

 

【試験】があるんだって。【試験】ってなんだろ。

美味しいのかな。

 

「集中して勉強しよっと」と僕の嫌いなお風呂に向かったしろさん。

 

あわあわが続いて、僕の声にもうわの空で、僕の嫌いなお風呂に入って。

そんな毎日大嫌いになりそう。

 

【試験】大嫌いになりそう。

噛み付いちゃおかな。ぺろぺろ攻撃しちゃおかな。

 

 

 

 

みんなでお出かけ

今日はみんなでお出かけ。

僕のじいじ、ばあば(しろさんのお父さん、お母さん)、

僕、しろさん、かおるさんの五人。

朝9:30出発で、しろさんの目はまだ半分閉じていました。

 

お外の風は気持ちいいし、葉っぱもたくさん。

僕はたくさん走ったし氷入のお水もたくさん飲んだ。

 

みんなの用事はよくわからないけど、「いいところでよかったね」って聞こえたから

良かったんだろう。

 

さて、僕は眠ります。

しろさんは起きて何かしてる!!変なの。

頑張って起きたらしいしろさん

しろさんは昨夜から、今日は早起きするんだと早く眠っていました。

21:00時には眠って、

今朝!9:00に起きたようです。

12時間は眠らないとね、とよく言っているしろさん。

ロングスリーパーなんだって。

僕もロングスリーパーなのかな。

一日11時間は寝てるな。